中朝首脳会談 G20での対米交渉準備か
中朝首脳会談が行われました。
中国の習近平国家主席は20日、就任以来、初めて北朝鮮を訪問し、首都・平壌のクムスサン迎賓館でキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と会談しました。中国の外務省によると、両首脳は朝鮮半島情勢について意見を交わし、キム委員長は「朝鮮半島情勢の緊張を避けるため、積極的な措置をとってきたが、関係国から前向きな回答が得られていない」と述べ、アメリカへの不満を示しました。習主席は米朝協議の継続を促した上で、「我々は朝鮮半島の情勢を正確に把握し、平和と安定を守らなくてはいけない」と話し、中朝の強い連携を呼びかけました。習主席は来週開かれるG20大阪サミットにあわせ、アメリカのトランプ大統領と会談する予定で、中国・北朝鮮ともに互いの関係をアメリカとの交渉カードに利用するねらいがあるとみられます。
(AIニューズ®)