天安門事件から30年 弾圧の正当性主張
事件から30年を迎えました。
民主化を求め、天安門広場に集結した学生らが中国軍に弾圧され、多くの死傷者を出した天安門事件から、4日で30年を迎えました。中国外務省の耿爽(コウ・ソウ)報道官は、4日の記者会見で「巨大な発展の成果が、当時の中国政府が取った行動が完全に正しかったことを示している」と述べ、当時の弾圧の正当性を主張しました。一方、アメリカのポンペオ国務長官は3日、声明を発表し、「アメリカは、中国がより開かれた、寛容な国に変わると考えていたが、そうした期待は打ち砕かれた」と中国の姿勢を批判しました。中国国内で天安門事件を巡る報道はタブー視されており、事件を公の場で語ることは事実上できないとされています。
(AIニューズ®)