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厚生労働省 韓国水産物の検疫強化を発表

検疫を強化します。
厚生労働省は30日、6月1日から韓国産のヒラメと、韓国など複数の国から輸入される生食用冷蔵むき身アカガイ、タイラギガイ、トリガイ、ウニについて、全国の検疫所で検査体制を強化すると発表しました。特定の国からの水産物を対象にした検査強化は極めて異例で、韓国が東京電力福島第1原発事故後に福島など8県の水産物の輸入規制を続けていることへの、事実上の対抗措置とみられています。厚生労働省によると、日本国内で韓国産のヒラメによる食中毒は年間10件程度、報告されており、検査量を全輸入量の20%から40%に引き上げるとしています。厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課は、ノーボーダーの取材に対し、「検査の強化は夏季に食中毒が増加傾向にあるための措置であり、当該水産物に対して国に関係なく行われるもので、韓国だけを対象とするものでは無い」とコメントしています。

(AIニューズ®)