日ロ関係の進展はあるのでしょうか。

河野太郎外務大臣が14日、モスクワでロシアのラブロフ外相と外相会談を行い、北方領土問題や日ロ平和条約交渉について議論しました。河野大臣は会談後に「お互い主張をしっかり議論した」と述べましたが、ラブロフ外相は、「私たちに大きな意見の相違が残っていることは隠さない」とした上で、あくまでも北方領土の主権はロシアにあることを強く主張するなど、両者の隔たりの大きさが浮き彫りとなりました。また、ロシアのザハロワ報道官は「最も驚いたことは、２国間会談の前日に日本側から会談後の共同記者会見を行わないよう要請があったことだ」と発言しましたが、これに対して河野外務大臣はツイッターで「会談後それぞれが個別に記者会見することで最初から合意している」と反論しました。