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新国立競技場問題で構想日本がシンポジウム開催

民間シンクタンク「構想日本」は昨日、新国立競技場問題についてのシンポジウムを行い、有識者が新計画についての懸念点や提言を語りました。 構想日本の加藤秀樹代表は、「メディアは安倍撤回の直前までたいした報道をしていなかったが、それ以降手のひら返していろんな報道が出てきた。不健全だ」と述べてメディアの問題を指摘しました。 先日、オプエドに出演した元東京都職員の鈴木知幸さんは「『世界の人々に感動を与える場にする』というのではなく、オリンピック後のスポーツ施設として考えることを優先させるべきだ」とした上で、下村文科大臣が2020年以降にプロ野球チームの本拠地にすることを検討していると発言したことに対して「危険な発言だ。絶対に認めてはならない」と述べました。 会場に現れた自民党の河野太郎議員は「関係閣僚会議はわずか10分で終わり、しかもその内容が前日に読売新聞にリークされていた」として、「いろんな代替案があるにも関わらず決めうちをするならこれまでのJSCと同じで反省がない」と懸念を示しました。