共産党・小池晃議員が自衛隊内部文書示し国会紛糾
11日の参議院特別委員会で共産党の小池晃議員は、独自に入手した統合幕僚監部の内部資料で、日米ガイドラインの内容に関して安保法案成立を前提とした今後の方針が明示されているとして、「日本の独立と主権をないがしろにする異常な対米追従の姿勢だ」と批判した。
中谷防衛大臣はこの内部資料の存在を認め、自衛隊の方針については「法案が成立してから検討すべきだ」とした上で、今回提示された資料については、「あくまでもガイドラインに基づく検討で、指摘には当たらない」とした。
これに対し小池議員は「全く説明になっていない。法案成立を前提とした克明な部隊の編成の計画まで含めて出されている。戦前の軍部の独走だ。こんなものが出たままで法案の議論は出来ない」と述べ、法案の撤回を求めると、このまま質疑が途中で打ち切りとなり散会した。