国会で野党が新国立競技場問題を追及
7日の衆議院予算委員会で民主党の玉木雄一郎議員は新国立競技場の建設問題について、日本スポーツ振興センター(JSC)の本部ビルの建て替えで総額189億円に上るとして、「これも白紙にしないというのでは国民に説明がつかない」と述べ、JSC本部ビルの建設についても白紙撤回を求めた。
これに対して下村文科大臣は「ザハ案に決めたのは民主党政権時代だ」とした上で「日本青年館と共同で移設することからJSCの意思だけで契約の変更をするのは困難だ」と述べ、白紙撤回する考えはないことを示した。
また、小川淳也議員は総理が白紙撤回を発表するまでJSCの河野理事長が白紙撤回の話を聞いていないと述べたことから、「本当に真剣に検討していたのか。安保法制の目先をそらすために政治利用したのではないか」と指摘した。