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東芝不正会計問題で歴代3社長ら取締役8人が辞任

不正会計処理問題が明るみになった東芝は、第三者委員会の調査報告書が提出されたことを受けて、21日経営陣が会見を開き、田中久雄社長だけでなく佐々木則夫副会長、西田厚聡相談役の歴代3社長と、この他6人の取締役が一斉に辞任することを発表した。

 

報告書によると、東芝は2008年4月から2014年12月までの期間に累計1518億円もの利益の水増しを行っていた。

 

その背景には経営幹部が「チャレンジ」と称して実現困難な利益目標を強く迫り、上司の意向に逆らえない企業風土も相まって、不正な会計処理が事実上強制的になされていたことが明るみになった。

 

ただし、田中社長は「不適切な会計処理がされていたとは認識していなかった」と述べ、意図的ではなかったと主張している。

 

〈写真:東芝本社ビル(By Lover of Romance (投稿者自身による作品) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)], via Wikimedia Commons)〉