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トヨタ外国人役員逮捕で警視庁が家宅捜索 記者クラブメディア以外には情報開示せず

各紙の報道によると、アメリカから麻薬を密輸した容疑でトヨタ自動車役員のジュリー・ハンプ容疑者が逮捕された事件で、警視庁は23日、豊田市にある本社など数カ所を家宅捜索した。

 

この役員の逮捕について、豊田章男社長は19日の会見で、「法を犯す意図がなかったと信じたい」と述べ、陳謝している。

 

一方、車雑誌「マガジンX」の神領貢編集長は家宅捜索について、警視庁広報部に事実関係を確認する取材を行ったところ、「新たにお伝えできることはありません」との回答を受けた。

 

これについて神領氏は、「記者クラブの記者には話せて、一般の雑誌媒体には詳細を開示しない。大手マスコミには情報をリークして、他はゴミ扱いというのは明らかな媒体差別だ」と警視庁の対応を批判している。

 

〈写真:トヨタ自動車本社(Chris 73 / Wikimedia Commons [GFDL 1.3 (www.gnu.org/licenses/fdl-1.3.html) or CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons)〉