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福島県が県外避難者への住宅無償提供打ち切りに山本太郎参院議員「被災者は泣き寝入りしかない」と批判

福島県は15日、東京電力福島第一原発事故により自主的に避難した住民に対する避難先での住宅の無償提供を2017年3月で打ち切ることを決めた。

 

福島県による調査では、県外への避難者で、今後について「現時点では決まっていない」する人が31.6%で最も多いなど、依然として不安が高いままでの決定に、避難者からは不満の声が噴出している。

 

この方針に反対の声を挙げていた山本太郎参院議員はノーボーダーの取材に対し、「ふざけた話だ。加害者だけで話し合い、被曝は大丈夫だとして一方的に線引きしている。被害者は強制的に帰還させられ、泣き寝入りするしかない」と述べた上で、「放射能汚染は、国会では終わった話題になってしまっている。こうした金にならない話はみんなスルーする」と被災者不在の決定を批判した。

 

〈写真:ノーボーダー編集部〉