東電福島第一原発の廃炉・汚染水対策でロードマップを改訂
東京電力・福島第一原発の廃炉に向けたロードマップの改訂版が12日開かれた廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議で示された。
今回の改定案ではこれまでのスピード重視からリスク低減重視に転換することや、目標行程を明確にすることなどがポイントだとしている。
汚染水対策としては、「汚染源を取り除く」「汚染源に水を近づけない」「汚染水を漏らさない」という3つの基本方針に従って進めていくとして、2018年度までに建屋内の蒸留水中の放射性物質の量を半減させるとしている。
また、1号機の燃料棒の取り出しについては以前の計画からおよそ3年半遅れ2021年3月から始まる見通しとなるなど作業工程の見直しが図られた。
〈写真:福島第一原発(東京電力ホームページより)〉