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労働者派遣法改正案は強行採決に向け激しいヤジの中、最終審議実施

派遣労働者の増加と固定化を招くと批判されている労働者派遣法改正案について、衆議院厚生労働委員会の渡辺博道委員長は12日で質疑を終えることを決めた。

 

これに対して民主党は強く反発し、議場は終始激しいヤジが飛び交う展開となった。

 

安倍総理は「今回の改正案では、派遣で働く方のキャリアアップを初めて盛り込んだ。正社員を希望する方にはその道が開かれるようにする」などと改正案の正当性を主張した。

 

一方、質疑に立った維新の党の足立康史議員は「長妻大臣のときの改正で派遣労働者50万人が職を失った」などと民主党を強く批判し、政府の改正案を肯定する発言を繰り返すなど政権寄りの姿勢を見せている。

 

〈写真:6月12日衆議院厚生労働委員会より〉