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村山元首相と河野元官房長官が揃って会見し安倍首相に談話の継承求める

村山富市元総理大臣と河野洋平元官房長官の2人が9日、日本記者クラブで会見を行い、今年の夏に出される戦後70年談話について語った。

 

村山氏は戦後50年の村山談話について、「なにも謝ることが目的で出したわけではない。日本が『戦争はしない』『平和に生きる』ということを宣言するために、過去の歴史を反省し、過ちを繰り返さないという決意を表明する必要があるから歴史認識を出した」と述べた上で、安倍談話については、「これだけ国際的に注目されているのだから、ちゃんと村山談話を継承すると言って、談話の中に明記した方がいい」と述べた。

 

一方、河野氏は従軍慰安婦問題について発表した河野談話について、「全て証拠のあるものだけ談話に書いた」と述べ、「談話を出してから十数年間、日韓関係はスムーズに両国の理解と協力が進んだ」として、「これまでの総理が継承してきた談話が後退するようなことがあっては絶対にいけない」と述べた。

 

〈写真:日本記者クラブ会見動画より〉