小泉純一郎元首相が講演で政府の原発最稼働政策を改めて強く批判
小泉純一郎元総理大臣が4日、鹿児島県で行った講演で、「3.11以来、推進論者が言った安全、コスト安い、クリーンエネルギー、全部嘘だと分かった。私の総理時代にやった過ちを少しでも正したいと思い、原発ゼロ運動を始めた」と脱原発に取り組む理由を述べた。
また、福島第一原発での汚染水については「誰が言ったとはいわないけど、汚染水は未だコントロールされていない。毎日7000人の作業員が除染作業している。防護服は使い捨てで、燃やすこともできないので溜まり続けている」と厳しい現状が続いている事を訴えた。
その上で、「これをこれからずっと続けていかないといけない。原発は安いどころか金まみれの産業だ。「原発は一番安い」なんていうのは何考えているのかわからない」と述べ、依然として「原発は安い」と主張する政府を強く批判した。
〈写真:4日の講演会より(主催: 大切な歴史のふるさと鹿児島を考える会)〉