誤報で名誉を毀損された男性に対して毎日新聞に損害賠償命令
毎日新聞の記事で名誉が傷つけられたとして、鳥取県の行政書士の男性が1200万円の損害賠償を求めていた訴訟の控訴審が3日、広島高裁松江支部であり、毎日新聞に30万円の支払いを命じた1審判決から増額され、100万円の支払いを命じる判決を下した。
判決によると、毎日新聞が2010年5月の記事で、「大阪地検特捜部が男性を弁護士法違反の容疑で逮捕する方針を固めた」と報じたものの、実際には逮捕されず、2012年に不起訴となったことから、「誤った報道による精神的な打撃は大きい」と男性の主張を認めた。
毎日新聞大阪本社代表室は「判決内容は承服できるものではなく、判決文をよく読んで今後の対応を検討する」とのコメントを発表し、ノーボーダーの取材に対しても「現段階ではそれ以上のことは申し上げられない」と述べ、どの部分について不服としているのかについても言及を避けた。
〈写真:By J o (Photo taken by J o.) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html), CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) or CC BY-SA 2.5 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.5)], via Wikimedia Commons〉