被害者によるFacebookの投稿が拡散し、誤報した中日新聞が謝罪訂正に応じる
5月27日に、三重県桑名市で発生した火災で、中日新聞などは28日の朝刊で被災者の一人であった「松田貢さん方から出火」と事実と異なる報道を行った。
これに対し、松田さんの長女が抗議したところ、同様の報道を行った朝日新聞は翌日に誤報を認め、訂正と謝罪を行ったが、中日新聞は「警察発表に基づくもので謝罪する意思はない」旨を告げた上で、「続報」という形で翌日訂正した。
中日新聞の対応があまりにも酷かったとして、この女性が一連の事実関係をFacebookに投稿したところ、3日昼の時点で8万9千件以上もシェアされるほど拡散され、中日新聞に対して批判の声が噴出していた。
これを受けてインターネットメディア「ゴフー」を運営する日本報道検証機構が記事の検証を開始し、1日に中日新聞に質問を出したところ、中日新聞四日市支局の幹部が松田さんに対して謝罪に訪れ、2日には「取材が不十分だった」として謝罪記事を掲載した。
〈写真:日本報道検証機構「GoHoo」より〉