日本年金機構が不正アクセスで125万件の個人情報流出
日本年金機構は1日、システムに不正なアクセスを受け、およそ125万件の個人情報が流出したと発表した。
流出した情報は基礎年金番号と氏名に加えて生年月日も含むものがおよそ116.7万件、さらに住所まで含むものがおよそ5.2万件あった。
日本年金機構によると、原因は電子メールのウィルスが入った添付ファイルを開封したことによる外部からの不正アクセスで先月28日に判明した。
菅官房長官は2日午前の会見で、「極めて遺憾。厚労省が中心となって情報流出の実態把握を徹底的に行う」と述べた。
菅氏は対策チームを作り、政府全体としてサイバーセキュリティー対策に取り組む方針を述べたが、来年から開始される予定のマイナンバー制度の導入に向け、大きな課題となりそうだ。
〈写真:日本年金機構より〉