週刊文春の記事で立候補取り止めたとして訴えていた裁判で文春に謝罪広告命令
一昨年の参議院選挙に自民党公認で出馬を予定していながら、週刊誌に事実と異なる記事が掲載されたことで出馬を取りやめる事態になったとして元女優の田島美和さんが発行元の文藝春秋を名誉毀損で訴えていた裁判で、東京地裁は週刊誌側に謝罪広告を掲載することを命じる判決を下した。
問題とされたのは週刊文春に掲載された、田島さんが「暴力団組長と交際していた」とする内容の記事で、田島さん側は事実誤認だとして謝罪広告の掲載と損害賠償を求めていた。
東京地裁は週刊文春に謝罪広告の掲載に加えて、ウェブページに1年間掲載することと、440万円の損害賠償を支払うことを命じている。
田島さんはホームページで「今回の裁判所の適切なご判断は、私のみならず、週刊誌による名誉毀損の被害を受けられている多数の方々にも勇気を与えてくれた」とコメントしている。
〈写真:田島みわさんホームページより〉