ダーイシュによる邦人殺害テロで検証委員会「政府対応は問題なし」との結論
政府は21日、ダーイシュによる邦人殺害テロ事件の対応を検証した報告書を公表した。
検証は3つの期間に分けて行われ、「8月の行方不明発覚から後藤健二さんの妻がダーイシュからのメールに気づいた12月3日まで」の期間においては、「政府全体として情報収集を行う体制を十分に構築した」などとしている。
その後、1月20日に拘束された動画が公開されるまでの期間の対応については、安倍総理の中東訪問のタイミングやスピーチ内容が検証されましたが、「日本の立場を明確に表明したもので、中東諸国からも高く評価されている」として「問題はなかった」と結論付けた。
1月20日以降では、ヨルダンに対策本部をおいたことについて、「トルコも選択肢としてあった」としながらも「ヨルダンにしたのは適切だった」とし、「有識者からは政府による判断や措置に誤りがあったとは言えないとの評価が示された」とまとめている。
〈写真:首相官邸ホームページより〉