党首討論で安倍首相「戦闘が起これば直ちに退避」
今国会初となる党首討論が20日、行われた。
民主党の岡田克也代表が、「後方支援で自衛隊のリスクは高まるか」と質問したのに対し、安倍総理は「これまでの立て付けは戦闘が行われないと決めつけていたが、戦闘現場が起こった場合には直ちに一時休止あるいは退避するということを明確に定めた。そもそも物資を持っていくのだから、それを奪われる蓋然性が高い場所には行かない」と述べ、安全性が確保されている場所でしか活動しないと説明した。
安倍総理の説明に対しては野党側からヤジが相次ぎ、総理が「ヤジがあまりにもひどすぎる」と声を荒げる一幕もあった。
一方、岡田代表は「私の質問に全く答えていない。事実は事実として話さないときちんとした豊かな議論にならない」と批判している。
また、共産党の志位和夫委員長は「過去の日本の戦争はポツダム宣言でも間違った戦争だと認められているがその認識はあるか」と質問したが、安倍総理は「私もつまびらかに読んでいませんので、ここで論評することは控えたい」と述べるに留まった。
〈写真:衆議院ホームページより〉