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古賀茂明氏が外国特派員協会で日本のテレビ報道の劣化を指摘

元経産官僚の古賀茂明氏が今日、外国特派員協会で会見し、自由な報道がなされていない日本の現状を訴えた。

 

古賀氏は問題となった3月27日のテレビ朝日「報道ステーション」で言いたかったこととして、「政策投資銀行などの民営化された政府系金融機関において、トップが民間人から官僚の天下りに戻ってしまっている」ことを挙げて、こうした重要なことが大きく報道されていないと述べた。

 

また、そうした報道の変化について、「政権の圧力なのか、テレビ局からの自粛なのかと気になってテレビ局の社員に聞いたが、驚くべきことに、彼らはその重要性を認識していなかった」と述べ、問題を認識できないほどにテレビ報道が劣化していると指摘している。

 

 

〈写真:ノーボーダー編集部〉