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福井地裁が関電・高浜原発の再稼働を認めない仮処分下す

高浜原発の再稼働を差し止める判決が出た。

 

再稼働を目指していた関西電力・高浜原発3,4号機に対して、近隣の住民が差し止めを求めていた訴訟で、福井地裁は14日、再稼働を認めないとする仮処分の決定を下した。

 

判決文によると、差し止めの理由として、過去10年間に4つの原発に想定を超える地震が5回あったことなどを挙げ、「本件原発の地震想定だけが信頼に値するという根拠は見出せない」としている。

 

訴訟の弁護団は「司法が現実に原発の再稼働を止めた今日という日は、日本の脱原発を前進させる歴史的な一歩である」、「国と電力会社は、今度こそ司法の判断を厳粛に受け止めるべきだ」とする声明文を発表してる。

 

一方、関西電力は「当社の主張を理解頂けず、誠に遺憾であると考えており、到底承服できるものではありません」とコメントし、速やかに不服申し立ての手続きを行う方針を示している。

 

脱原発弁護団全国連絡会

 

〈写真:原発訴訟団ホームページより〉