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またも“法匪体質”暴露。農水省が防衛省(沖縄防衛局)の行政不服審査申し立てを認め、沖縄県知事の職権を一時停止!

  米海兵隊基地の辺野古移転問題で沖縄県の翁長雄志知事は23日、沖縄県の関連規則に基づき海底ボーリング調査を含む一連の作業を一週間以内に停止するよう沖縄防衛局に指示した。

 

 この翁長知事の指示に対し防衛省沖縄防衛局は24日、関連法を管轄する農水省に行政不服審査法に基づき不服審査を申し立てた。

 

 行政不服審査法は、国民が行政庁の権力の行使によって影響を被る国民・私人が行政機関に対して権利・利益の救済のために不服申し立てをする権利を保障したものと教えられ、理解してきた。

 

 この事件で行政不服審査となると素直に見れば、沖縄県知事が沖縄県民を代表して農水省に対し沖縄防衛局の海底ボーリング調査を含む作業の中止を求める行政不服審査の申し立てをするだろうと推察できるが。

 

 驚いたことに行政不服審査を申し立てたのは何と、沖縄県民の圧倒的な反対を無視して辺野古埋め立てを強行する当事者・防衛省沖縄防衛局で、それも辺野古沖埋め立てに反対する沖縄県知事の指示に対してだ。加害者が被害者面をして居直った、本末転倒の行為だ。

 

 更に驚くのは水産資源の保護をするべき農水省が防衛省の申し立てを認め、日米同盟に影響があるなどと防衛省の論理にたって沖縄県知事の権限を一時停止させると通告したことだ。

 

 林農水大臣は農水省の本来任務、存在理由を忘れたのだろうか? もう少しマトモかと思っていたが、やはり安倍政権の閣僚、同じ穴に住んでいたのか。

 

 菅官房長官は“法治国家、、、”“沖縄の負担軽減、、、“などと繰り返し正当性を主張する。沖縄県民の声を無視し続け、今度は行政不服審査法の本来の趣旨を公然と無視する。ほとんど「法匪」のようだ。

 

 翁長雄志知事は、国(安倍政権下)の農水省が、沖縄県知事の行政に不満な国(安倍政権下)の防衛省の不服申し立てを認めるなど、身内が身内を裁くものだと批判する。

 

 国民の利益を推進するのが政府。しかし安倍政権の最優先は日本国民・沖縄県民の権益でなくアメリカの権益、なのだろうか?

 

〈写真:沖縄県ホームページより〉