Yahoo!が検索結果の削除方針を明文化
大手ポータルサイトの「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフーは30日、検索結果に表示しないよう求められた際の対応方針を発表した。
ヤフーではプライバシー侵害については議員や著名人など公益性の高い属性であることや未成年などプライバシー保護の必要性が高い属性を考慮した上で、理由なく一般人の住所や氏名、秘匿性の強い情報が記載されている場合は検索結果から削除する方針。
また、被害申告者からリンク先ページの管理者またはプロバイダに対して裁判所からの削除判決があったことを申告された場合には原則として非表示とし、明らかな権利侵害やプライバシー侵害があるとヤフーが認める場合には、例外的に非表示とする方針だ。
ヤフーでは昨年5月に欧州司法裁判所がいわゆる「忘れられる権利」を認めた判決が出たことなどを受けて、昨年11月に有識者会議を設置し検討を続けてきた。
〈写真:ヤフーホームページより〉