NHK予算案審議で籾井会長のへの追及強まる
NHKの来年度予算案が24日、衆院総務委員会で審議入りし、野党側からはNHKの籾井勝人会長が私的に利用したハイヤーの代金を支払っていなかった問題や会長としての資質を問う質問が相次いだ。
また、昨年12月の総選挙期間中に秋田放送局で安倍総理がアベノミクスについて語る映像を流した後に各党候補者が主張を述べる場面があったことについて、地元の放送部長が「アベノミクスに対して視聴者の理解を深めてもらうためだ」と発言したことについて問われると、籾井会長は「選挙報道については正確な取材と公正な判断によって自主的に行っている」と答え、質問した民主党の階猛議員からは「問題意識がなさ過ぎる」と批判を受けた。
一方、維新の党はNHKの予算案に反対する方針を決め、前年に続いて全会一致の承認が得られないことになった。
〈写真:衆議院国会中継より〉