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沖縄県翁長知事が辺野古移設作業の停止を指示 許可の取消しも

沖縄県の翁長雄志知事は昨日、政府が強行して進めているアメリカ軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設作業を1週間以内に停止するように沖縄防衛局に指示を出したことを発表した。

 

沖縄県では制限区域外で調査をした結果、岩礁が破砕されている可能性が高いとして調査に乗り出すとしており、作業停止の指示に従わなければ、許可を取り消すとしている。

 

会見した翁長知事は「腹は決めている」とした上で、指示に従わなかった際に法廷闘争をする可能性については「デリケートな問題だ。そういうことも念頭に入れながら対応していきたい」と述べた。

 

一方、菅官房長官は「日本は法治国家であり、沖縄県と事前調整して許可を得て、それに基づいて行っているので、なぜこの期に及んで知事から文書が提出されたのかを精査している。現時点で作業を中止すべき理由は認められないので、粛々と進めていく」と述べ、対立姿勢を示した。

 

〈写真:知事会見YouTubeより〉