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震災から4年 「寄り添って」と大ぼら吹きのTEPCOの広瀬社長

まいど、いまにしです。

 

東日本大震災、福島第1原発事故から4年が経過しました。

2万人を超す人々が犠牲になり、2千人を超す人々が今の行方不明。

とりわけ、原発被災者は、10万人を超す人々が故郷を奪われ、帰るめどすら立たない。

光が見えない状態は、変わらない。

事故から4年目ということで、TEPCOの広瀬社長が訓示したという。

 

だが、その内容を見て、びっくりや。

「安全をすべてに優先するとともに、社会の方々と寄り添い、同じ方向を見て仕事をしてほしい」

今まで、TEPCOは、ぜんぜん、安全を優先してへんし、寄り添いもしてない。

見ている方向なんて、まったく違う。

安全を優先してたら、事故は起こってない。

寄り添っていたら、極悪企業と言われることもない。

 

一方的に、補償交渉の用紙を被災者に送り付け

「サインします? しなくてもいいですよ。けど、補償もらえませんよ。調停、裁判、やってもいいですよ。けど、時間かかりますよ」

そない、TEPCOとの補償交渉で言われて、泣き寝入りしている人、山盛り。

どこが寄り添うのか? 広瀬社長の訓示、詐欺やないか?

 

「安全優先、寄り添い、下のもんはよく言っています。現実に、現場はがんばってやってます。けど、出世するのは、安全は知らん顔で寄り添わない社員。広瀬社長も、それを実践したから、社長まで出世したんです。よく、そんなこと言うなと思った」

とTEPCOの社員はそないなメールをくれた。

 

TEPCOの極悪ぶりはいつまでたってもかわらんな。

 

(今西憲之)<t>

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