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菅官房長官、元首相の言動に言及 小泉氏には反論、鳩山氏には批判

 菅官房長官は12日の会見で、小泉純一郎元首相が11日に行った講演で、福島第一原発から発生している汚染水をコントロールできていないと批判したことについて、「法令で定める告示濃度限度に比べて十分に低いものである。汚染水の影響は福島第一原発の港湾内でブロックされ、状況はコントロールされている。そこにまったく変わりはない」と述べ、小泉氏の批判は当たらないとした。

 

 一方、クリミアを訪問した鳩山友紀夫元首相が昨年のクリミアでの住民投票について「憲法に則ったものだ」と述べたことについては、「もう議員でない人」としながらも、「総理大臣まで経験した人の言動とは思えない。極めて軽率だ。どういう根拠で言ったのかわからないが、コメントする気にもならない」と吐き捨てるように述べた。

 

 こうした歴代首相の政府方針とは異なる言動については、「小泉さんと鳩山さんは次元がまったく違う」と述べている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:「政府インターネットテレビ」より