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白紙に戻った福島第一原発「地下水処理」

 福島第一原発2号機の雨水が高濃度の放射線に汚染されたまま海に流れ出ていた問題が、この先もずっと尾を引きそうです。

 

 昨年4月、規制庁もその事実を東電から知らされていたことが、地元の怒りを増幅させ、サブドレンからくみ上げた汚染水の放出計画が白紙に戻っています。

 

 規制庁は原発を安全管理する上で、第三者機関として機能させようとしてきたはず。その規制庁まで知っていて、隠蔽されたとなると、もはやどこを信じていいのか、という怒りです。やはり、事態はなかなか収まりそうにありません。

 4年も経ってこれ。一方で、東電の隠ぺい体質には慣れてしまいましたけど、それも怖い話です。

 

(森功)<t>

写真:「東京電力HP」より