安倍首相が3.11の前日に会見「復興は新たなステージに」
3.11を翌日にひかえた10日夜、安倍首相は会見を行い、月1回のペースで通い続けてきたという被災地でのエピソードを交えながら、「一歩ずつではあるが、復興は確実に新たなステージへと移りつつある」と述べた。
来年3月で5年間にわたる集中復興期間は終了するが、安倍首相は「次の5年間の新たな復興支援の枠組みを、この夏までに策定する」と述べ、JR常磐線の全線運行を再開させる方針を決めるなど、福島再生のための政策パッケージを決めていくとしている。
また、福島第一原発で汚染水が海洋に流出し、東京電力がその事実を隠蔽していたことについては、「東京電力の情報公開が不十分であったことは、誠に遺憾です」としたうえで、「東電任せにせず、国も前面に立って廃炉・汚染水対策に取り組んでいく」と述べている。
(DAILY NOBORDER編集部)
写真:「首相官邸HP」より