ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

原発関連死は1232人以上 東京新聞の調査

 東京電力福島第一原発事故で避難を強いられたことで体調が悪化し死亡した原発関連死が、1232人にのぼることが東京新聞の調査で分かった。

 

 これは、市町村が東日本大震災による避難生活で体調を崩すなど、震災を間接的な要因として死亡にいたった事例に対して「震災関連死」として認定していることから、そのうち原発事故による影響で死亡した事例を東京新聞が独自に「原発関連死」と定義したもの。

 

 これによると、震災関連死は1884人で、そのうち65%にあたる1232人が原発関連死に該当するということだが、南相馬市といわき市では数を把握していないため、これらの分を含めると実際の原発関連死の数はさらに多くなるなど、原発事故の間接的な影響による犠牲者が多い実態が明らかになっている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO by Katorisi (投稿者自身による作品) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons