国立競技場解体工事開始 市民団体が抗議声明発表
国立競技場の解体工事が始まったことを受けて、作家の森まゆみさんらが代表を務める新国立競技場の建設に反対する市民団体「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」は5日、抗議声明を発表した。
「国立競技場の解体と神宮外苑の樹木伐採に抗議します」と題した声明では、「今、目の前では、レガシーの活用とはほど遠い破壊行為が進んでいる」として、解体工事の開始を強く非難している。
また、新国立競技場のデザイン案を選出した建築家の安藤忠雄氏ら責任者を名指しで「政治家と官僚が責任を取ることのないこの国で、あえて銘記しておく」としたうえで、「この国の民主主義が成り立っているのかという根本的な問題さえ突きつけている」と批判している。
（DAILY NOBORDER編集部）
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