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安倍首相、消費増10%への引き上げ強行を明言

 安倍首相は27日の衆議院予算委員会で、民主党の古川元久議員から「景気が明らかに悪化する状況になっても消費税10%への引き上げを強行するのか」と問われると、「私たちはそういう状況にはしない。消費税引き上げは消費者マインドを低下させるが、18ヶ月延期するのでそれには耐え得る」と強調し、8%への引き上げから期間をあけることで10%への引き上げへの準備が十分にできるとの認識を示した。

 

 現状については、「われわれはすでに様々な数値において、”デフレではない”という状況を作っている」と述べるなど、経済状況は良くなっており、前回の引き上げ時とは「前提条件が違う」と述べた。

 

 また、質問に対して簡潔に答えないことを指摘されると、「総理大臣たるものは、国際社会やマーケットに与えるインパクトも考えて答弁しないといけない。そんなに簡単なものではない」と答えている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:「首相官邸HP」より