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ISイスラム国は米占領政策の失敗の結果

 米国の呼びかけでアフガニスタンやイラクに進駐した多国籍軍は、テロリストたちを根絶やしにすると息巻いてきました。

 

 本来、かつての日本のGHQのように占領して言うことを聞かせたかったのでしょうが、その実、多国籍軍はゲリラ戦に手を焼き続けました。

 

 にもかかわらず、作戦は成功したと喧伝し、あとは新設したイラク軍に任せてさっさと出て行ってしまった。

 

 その結果が今の事態です。

 アフガニスタンも同じ状況で、さすがにここへ来て、オバマ大統領は米軍を残すような発言をしはじめました。

 

 元イラク大使の宮家さんが言うように、イラク軍や米軍がこの先ISイスラム国を根絶できるとはとても思えません。

 

 アフガニスタンの状況も同じですが、ISが生まれたのも、米国が始めたイラクへの占領政策の失敗というほかありません。

 

(森功)<t>

PHOTO by Pete Souza [Public domain], via Wikimedia Commons