東電、昨年4月から汚染水が海洋に流されていた事実を隠蔽
東京電力は24日、福島第一原発2号機原子炉建屋の屋上に溜まった高濃度の汚染水が、雨で流されて排水溝を通じて海に漏れ続けていたことを公表した。
東電は雨が降るたびに高濃度の汚染水が流出していることを昨年4月には把握していたものの、その事実を公表せず、必要な対策も打っていなかったという。
なお、東電は海洋に放出された汚染水の濃度は基準値よりも低い値となっていると説明している。
これを受けて経済産業省資源エネルギー庁は、「排水路を通じた放射性物質の敷地外への流出を抑制するため、あらゆる適切な対策を講じるよう東京電力を指導する」としている。
(DAILY NOBORDER編集部)
PHOTO by Kawamoto Takuo (crop of Fukushima 1 Nuclear Power Plant_47) [CC BY 2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons