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東京電力、国から747億円の賠償金を追加交付

 東京電力は23日、原子力損害賠償・廃炉等支援機構から747億円の資金の交付を受けたことを発表した。

 

 東京電力ではこれまでに同機構から4兆6120億円、原子力賠償法に基づく保証金として1200億円を受け取っているが、今年3月末までに支払う賠償額がこれらを上回る見込みであることから追加の資金を要請していた。

 

 賠償金のために資金交付を受けたのはこれで37回目だが、東京電力は「機構からの資金援助を受けながら、原子力事故の被害に遭われた方々の立場に寄り添った賠償を最後のお一人まで貫徹してまいります」とコメントしている。

 

 なお、福島第一原発では、22日にベータ線を出す放射性物質が1リットルあたり最大7230ベクレルを検出した汚染水が原発の港湾内に流出するトラブルが発生するなど、原発事故は終わりを見せていない。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

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