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ダーイシュによる邦人殺害を受け「外交3つの柱」発表【外務省】

 外務省は17日、ダーイシュによる邦人2人の殺害事件を受け、今後外交を取り進めるうえでの3つの柱を発表した。

 

 その内容は、テロ対策のための支援金を増額するなどテロ対策の強化を進めること、中東の安定に向けて首脳レベルで積極的な外交を展開すること、人的交流を拡充するなどして過激主義を生み出さない社会の構築を支援することの3つ。

 

 岸田外務大臣は会見で、中東・アフリカでのテロ対策能力の向上のために1550万ドル(約18億円)の支援をすることについて、人道支援ではなくテロ対策としての供与であることを明らかにし、過激主義を生み出さないための取り組みには「人的交流を深めて、相互理解を進めていくことが大変重要だ」と述べている。

 

(文と写真:DAILY NOBORDER編集部)