2014年消費支出は実質3.2%減 実質賃金の低下が響く【総務省】
総務省が17日に発表した2014年の家計調査報告によると、一人暮らしを含む1世帯あたりの消費支出は1ヶ月平均25万1481円で、名目では前年と同じ水準だったものの、物価変動の影響を除いた実質では3.2%の減少となった。
昨年4月の消費税引き上げに伴い物価が上昇したことにより、実質的な賃金の低下が続いていることが影響したとみられる。
また、1997年の消費税5%への引き上げ時と比較すると、3月の駆け込み需要は昨年の方が多く、反動でのその後の消費支出の減少も多かったことが明らかになっている。
(文と写真:DAILY NOBORDER編集部)
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