巨大地震想定見直しの検討会合始まる
関東から北海道にかけて存在する日本海溝と千島海溝で想定されている巨大地震や津波を再検討する、専門家による会合が17日行われた。
平成18年の国の中央防災会議では、地震の規模を最大でマグニチュード8.6と推計していたが、4年前の東日本大震災では想定を大幅に上回るマグニチュード9.0の大震災が発生したことを受け、再検討の必要性が指摘されていた。
東日本大震災以降、発生が予想されている大型地震の想定の見直しは「南海トラフ巨大地震」と「首都直下地震」に次いで3件目。会合では「想定外」をなくすために、最大クラスの想定を進めるとし、来年3月までに検討結果をまとめる予定でいる。
なお、17日は岩手県沖を震源とするマグニチュード5.7の地震が発生し、気象庁は東日本大震災の余震と認定している。
(DAILY NOBORDER編集部)
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