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核のゴミ先送り 「ごまかしって?そうかもですわ」のあきれた本音

まいど、いまにしです。

 

川内原発に高浜原発と、再稼働の方針が打ち出されている。

原発が動くと、必ず問題になるんが、使用済み燃料、いわゆる核のゴミ。

経済産業省の高レベル放射性廃棄物最終処分場の選定をてがける作業部会は「基本方針」の改定をする方向だという。

 

その中身が、なんと将来の世代で決めてくれというもの。

それはおかしいやろう。

ちゃんと、今の時点でどう処理するのか決めとかなアカン。

そこを経産省のえらいさんといっぱいやって聞いたら、「核のゴミの処理方法、いい手はありませんねん。みんなわかってます。地下深く埋めておくという方法は有力ですが、技術革新で核のゴミが何らか有効に活用できるかもしれません。いろいろな状況に対応できるように改定する方向」っていうとった。

 

けど、そもそも、日本に使用済み燃料を安全に保管できるスペースすら十分やない。

そして、すでにある核のゴミの有効利用、高速増殖炉もんじゅを含めて、展望ゼロ。

将来、有効活用って、そんなもん可能性はほとんどあらへんよ。

 

ごまかしやないんか?

 

「そんなん、わかってます。再稼働したら、自動的に核のゴミ増えます。けど、まったく今までと同じ処理を考えていたら、アカンので先手を打っているわけです。先延ばし、ごまかし? そないいわれたらそうかもですわ」

 

これが、本音みたいや。

 

どないもしようがあらへん、核のゴミ。

再稼働するなら、核のゴミをちゃんとせえと提言も出ている。

まかされる、将来の世代はたまったもんやない。

今のうちに、増やさんようにせんとアカンと思うのは、ワシだけやないはず。

 

(今西憲之)

PHOTO by historicair 19:47, 25 February 2007 (UTC) [Public domain], via Wikimedia Commons