ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

福島県が2巡目の甲状腺検査 甲状腺がん1人確定 7人に疑い

 福島県は12日、東京電力福島第一原発事故時に18歳以下だった子どもを対象とした甲状腺検査の2巡目の結果を発表した。それによると、1人のがんが確定、7人にがんの疑いと診断された。

 

 1巡目の検査では、86人のがんが確定、23人にがんの疑いと診断されていた。

 

 今回「がんもしくはがんの疑い」とされた8人は、1巡目の検査では全員が「問題なし」とされていた。

 

 2巡目の検査を受けたのは約38万5000人だが、今回はそのうち昨年12月までに出た7万5000人分の結果で、今後もがんの診断を受ける子どもの数は増える可能性がある。

 

 ただし、報告を受けた有識者検討委員会ではこれまでどおり、原発事故の影響は考えにくいとする見解を変えないとしている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO by Kozo (投稿者により撮影) [Public domain], via Wikimedia Commons