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高浜原発再稼働 どこが安全なんや?

まいど、いまにしです。

 

関西電力の高浜原発の安全対策に、原子力規制員会が「合格」として今年秋にも、再稼働される見通しとなった。鹿児島県の川内原発に続いての「お墨付き」である。

 

12日朝、ニュースを聞いていると、アナウンサーが「安全と認められた」と述べている。

だが、原子力規制員会の田中委員長は「基準に合格しただけで、安全であるとは言っていない」という趣旨の話をしている。

 

ようするに、安全かどうかわからん、それは関係ないと言うてる。

それをメディアが「安全」と宣伝してええんやろうか?

もともと、原発はずっと「安全」とされてきた。

原子力ムラは、「プルトニウムを飲んでも大丈夫」って宣伝していたほどや。

それが、イチエフの事故で、デタラメであることがわかった。

安全なら、すべての原発が止まることなんてなかったはず。

 

再稼働を目指す、高浜原発3、4号機は1985年から運転をはじめている。

ちょうど30年。その昔、原発の寿命は30年とされていた。

だが、関西電力はボンクラで、原発再稼働を前提に経営を考えているから、こんなボロイ原発を再稼働させようとしている。

おまけに、事故に備えた周辺地域の対策はどない見ても十分やない。

そして、イチエフの事故もきちんと解明されず、いまだに住民は帰還できん。

せやのに、メディアも「安全」ってどういうこっちゃねん!

 

わからん、できんまま、再稼働。

こんなおかしな話、あれへんって!

 

(今西憲之)<t>

PHOTO by 藤谷良秀 (Own work) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons