安倍首相、アベノミクスの成果強調も根拠は乏しく【予算委員会】
4日の衆議院予算委員会で、安倍首相はアベノミクスについて、「3本の矢の政策の成果が出ているのは間違いない」「22年ぶりに有効求人倍率が高い水準で、名目賃金がずっとあがっているのも事実。我々は好循環の中に入っている」と、成果をアピールした。
しかし、消費税引き上げにより可処分所得が減少していることに加え、厚生労働省が4日に発表した平成26年度の勤労統計では、実質での賃金は前年と比べて2.5％減少したことが明らかになるなど、根拠の乏しい主張となっている。
質問をした民主党の前原誠司議員は、「かりに総理の言っていることが正しいという前提に立ったとしても、リスクがあることを国民に説明すべきだ」と指摘したうえで、「国民全体を巻き込んだギャンブルみたいな政策だ」と、アベノミクスはリスクが高いと批判している。
（DAILY NOBORDER編集部）
写真：首相官邸HPより
