ピケティ氏、日本は「ここ数十年で不平等が拡大している」と指摘
著書「21世紀の資本」が世界的ベストセラーとなっているフランスの経済学者、トマ・ピケティ氏が、29日に朝日新聞主催のシンポジウムで講演を行った。
ピケティ氏は日本について、「ここ数十年で不平等が拡大している」と指摘。格差を是正するためには「累進課税は最も透明性が高く、民主的な制度だ」と話した。
ピケティ氏の主張については安倍首相も29日の衆議院予算委員会で触れており、「日本の格差に顕著な拡大はない」と、格差の拡大については否定的な意見を述べるとともに、「ピケティ氏もしっかりと成長し、その果実がどう分配されるかということが大切だと言っている」と主張した。
(文と写真:DAILY NOBORDER編集部)