経団連と連合のトップが懇談 連合は2%以上のベア要求か
2015年の春闘を前に、経団連の榊原定征会長と連合の古賀伸明会長のトップ会談が29日行われ、労使交渉が事実上始まった。
経団連は16人、連合は19人が出席して行われた懇談で、榊原会長は「経済成長の原動力は企業であり、企業の基盤は健全な労使関係である」として、「収益を適性に配分することで経済の好循環につなげたい」と述べた。
一方、古賀会長は賃金の引き上げと非正規雇用の底上げ、長時間労働の是正の3点を課題としてあげ、春闘で待遇の改善を求めていく考えを示した。
なお、古賀会長は今月14日にインターネット報道番組「ニューズ・オプエド」に出演した際に「ベアは2%以上求めていく」と述べており、春闘での交渉は経団連側がどこまで譲歩するかが焦点となる。
(DAILY NOBORDER編集部)
写真:「ニュース・オプエド」より