安倍首相、原発安全神話を否定【衆議院予算委員会】
29日の衆議院予算委員会で、民主党の馬淵澄夫議員は原発における事故リスクの費用について、民主党政権時代の2011年には2000炉年に1回としていた事故確率が、昨年10月に出された試算では10万炉年に1回という極めて低い確率で、リスク費用はほぼ0円としていること指摘し、「悪い意味での安全神話に基づいている」と述べた。
安倍首相は、「福島原発は安全神話に寄りかかっていたと言わざるを得ない。事故は起こりうるという視点が欠けていた」として、「今後は安全神話と決別した中で安全対策を構築する」と述べ、原発に対するリスクを認識していることを明言した。
また、宮沢経済産業大臣も「安全神話に陥ってはいけないということは肝に銘じなければならない」と述べている。
(DAILY NOBORDER編集部)
写真:民主党HPより