エジプトでの安倍首相のスピーチ、「英訳がおかしい」と指摘【通常国会】
日本を元気にする会・無所属会の松田公太議員が28日の参議院本会議で、安倍首相のエジプドでのスピーチに関して英語訳があまりに違っていると指摘した。
松田議員は、身代金要求に繋がったとされる2億ドルの支援の表明について、「英語では構成と順序が変えられている」として、「地道な人材開発、インフラ整備を含めISILと戦う周辺各国に総額2億ドル程度の支援」としていたスピーチが、英語訳では「ISILと戦っている国が戦闘の基盤を構築するための2億ドルの支援をする」となっていると指摘した。
そのうえで、「この訳では日本が本格的に戦争に加担することになったと捉えられ、口実にされてしまった可能性がある」として、「どのような理由で訳が変わってしまったのか」と問いただした。
これに対して安倍首相は、「和文に忠実に訳されており、その指摘はあたらない。読んでもらえればわかる」と一言で退けている。
(DAILY NOBORDER編集部)
写真:「外務省HP」より