ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

国会論戦スタート 安倍首相「テロには屈しない」【通常国会】

 26日に召集された通常国会で論戦が始まった。

 

 27日の衆議院本会議で、民主党の前原誠司議員が「ISILと戦う周辺各国に対して支援表明することに対するリスクを、どのように想定していたのか」と質問したのに対し、安倍首相は「国際社会の一員として当然の責務を果たしたものだ。リスクを恐れるあまり、このようなテロリストの脅かしに屈すると、周辺国への人道支援はおよそできない。我が国は決してテロには屈しない」と答えている。

 

 また、前原氏は来年度予算案が2月12日に提出されることに対して、「耳を疑うのは与党が年度内成立を期すと言っていることだ。解散総選挙をして審議が遅れたのは政府与党の都合だ」と述べ、「数を背景にした独善的・強行的な国会運営が行われないことを求める」と釘を刺した。

 

 一方、安倍首相は大儀なき総選挙と言われたことに対して、「与党だけが具体案を示し、野党はただ批判するということでは国民に選択肢がなく、それこそ民主主義の危機だ。単なる批判の応酬ではなく具体的な政策の違いを国民に明らかにして、正々堂々と建設的な議論をしたい」と述べ、野党を批判している。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:「首相官邸」HPより