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イスラム国に身代金を払うべきか

 イスラム国が拉致した湯川遥菜さん(42)と後藤健二さん(47)の身代金要求の期限が72時間とされ、安倍首相が対応に迫られています。

 が、なぜか、身代金を払うべきかどうか、という議論がなされていません。

 2億ドルという法外な要求に対して、イスラム国も受け取れるとは思っていないだろうというコメントを見かけますが、ニューヨークタイムズが報じているようにフランスやスペインなどは払って人質を解放されたようです。

 

 米国はテロリストに屈しない、身代金などは支払わない、という方針を貫いているらしいけど、その一方でアフガニスタンではタリバンとの和解を模索しています。

 自己責任という意見もあるでしょうが、政府として肝心なのは交渉の努力をしているかどうか。身代金はあくまで交渉材料の一つに過ぎない。

 従って支払うケースがあってもいいと思いますが…。

 

(森功)<t>

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