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東京都が27年度予算案発表 2020五輪成功とレガシーの創造に注力

 東京都は16日、平成27年度の予算案を発表した。

 

 「東京を『世界一の都市』へと飛躍させる予算」と位置づけ、2020年の東京オリンピックに向けた積極的な施策構築を図るとともに、大会後のレガシーを創造するべく果敢な事業展開を行うことなどを中心に据えている。

 

 「オリンピック・パラリンピックに向けた万全な開催準備」として514億円、外国人旅行客の受入れ体制の充実など「おもてなし」のまちづくりに271億円を計上しており、特に五輪競技場については「大会後も都民や国民の貴重な財産として、有効に活用される施設となるよう外部の意見等を参考にしながら実施する」としている。

 

 一方で「昨今の地方財政を巡る議論は、10兆円に上る地方の財源不足を棚上げにしたまま、都市と地方の財源争いに矮小化されている」として、地方法人税などの制度の見直しが断行されたことで多額の財源を失い、地方自治の根幹を揺るがしかねない状況だと強く主張している。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO by Kakidai (投稿者自身による作品) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons